自宅でできる花粉症対策

2月11日に開催された食と健康講座「自宅でできる花粉症対策」の講師、坂本まゆみ先生によるレポートです。

内容

  • 腸内で生き残れる相性の良い菌が元気なカラダを造る!
  • 花粉症もカラダのデトックス!?花粉は引き金に過ぎない!
  • 花粉症!控えた方が良い食材と積極的に摂ると良い食品
  • 腸粘膜を修復し再生を助ける!売り切れ御免!高野豆腐の粉末『粉豆腐』
  • 努力の全てが帳消しになる『食べすぎ』について

まとめ(講座のダイジェスト版です)

1)腸内で生き残れる 『相性の良い菌』 が元気なカラダを造る!

ここで大切なのは「小腸」です。花粉症と大いに関係があります。 小腸の内部は絨毯のような凹凸のある絨毛でおおわれていて、その表面に栄養分を消化吸収する約2500億個の細胞がびっしりと生息しています。この細胞は非常に傷つきやすい為、早いサイクルで新しい細胞と入れ替わると言われていますので、今からでも遅くありません!自分で腸内環境を整えて、花粉症を改善していきましょう!

腸内環境で理想的な状態とされるのは<善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割>

悪玉菌も必要なんです!悪玉菌は肉類などの蛋白質を分解してその栄養素を吸収しやすくしてくれますが、副産物でガスを出します。(肉類を食べた後のおならって臭いですよね)善玉菌は悪玉菌の侵入や増殖を防いだり、腸の運動を促したりします。日和見菌(ひよりみ)菌は善玉菌と悪玉菌の「優勢な方」に同調(味方)して作用するので善玉菌を優勢にしておきましょう。要は「バランス」これが良いと免疫細胞も元気に活躍できるのです。

2)花粉症!控えた方が良い食材と積極的に摂ると良い食品

ここに記すことはマクロビオティックの観点からです。

【控えた方が良い食品】

マクロビオティックで言うと陰性の食べ物。

  • ジュースやアルコールなどの甘い水分
  • 白砂糖を含む甘いお菓子や菓子パン
  • 乳製品全般(牛乳・バター・ヨーグルト・アイスクリームなど)
  • 植物性油脂(植物の顔をした牛脂)や添加物の多いスナック菓子

これらの食べ物は、腸粘膜、絨毛の網の目を緩め、通常だと入らない大きな分子や体に負担をかける蛋白質などを体内に入れてしまい悪さをする=アレルギーのもとになります。

そのため、これらをよく食べている人は、涙や鼻水、くしゃみなど余分な水分を外に出そうとするアレルギー症状も出やすくなるのです。

【積極的に摂ると良い食品】

粘膜強化にぴったり!絨毛の隙間をしっかり絞め、粘膜の傷を修復し再生する力を助けるミネラル豊富な食べ物、高野豆腐、切干大根、乾し椎茸、海藻類などです。中でも高野豆腐は、お肌の顆粒層に存在して新しい細胞を作る際に欠かせないカルシウムが多く、角質細胞同士の接着をより強くして皮膚のバリア機能を高めてくれます。

*レジスタントたんぱく*

豆腐を凍らせる過程で「たんぱく質が変性」し、難消化性の食物繊維的な働きをする「レジスタントたんぱく」に変わります。それは、血中のコレステロールを抑制する作用が強く代謝をより促進する食物に含まれる脂肪の吸収を阻害し、排出を助けるので、高野豆腐はダイエット食材として活用されます。

*「にがり粉豆腐」ムソー株式会社を紹介*

国産有機丸大豆を使用しており、水戻しの時間を短縮し、柔らかく煮あがるように加えられる膨軟剤と呼ばれる食品添加物が入っていない優れもの。1/21TBS系のテレビ番組で紹介されたことで現在メーカー欠品中、しかもAmazonでは4倍の値段で販売されています。

今回の健康講座の為に一箱だけ仕入れることが出来たそうなのですが、講座後すぐに完売してしまいました。