梅干し?それとも調味梅干し?

梅の実の伝統的加工食品といえば梅干しですが、市販の梅干しには、「梅干し」と「調味梅干し」があるのをご存知ですか?

梅干しとは、本来塩を使った保存食です。
なので、原材料は、梅と食塩、しそのみです。

品質表示欄の「名称」をチェックしてみてください。

梅干しは、食塩で漬け込んだ梅を天日で干す、伝統的な方法で作ったもののことを言います。塩分が高い一方で、梅本来の味と香り、そして栄養素がたっぷり詰まっていて、保存性があります。
調味梅干しは、梅干しを水やお湯で塩抜きして調味料で味付けしたもののことを言います。塩分が低い一方で、梅本来の味、香り、栄養素が減ってしまっています。保存が効かないため保存料が使われることも多いのです。

昨今は健康のため、減塩の流れで塩分濃度の低い梅干しが増えていますが、塩の働きで保存性を高める梅干しは、塩分濃度が低ければ必然的に「保存料」が必要です。

昔ながらの伝統製法で作られた、“すっぱい”梅干しには、昔の人たちが薬や健康食品として食べてきた体に良い成分がいっぱい詰まっています。
ぜひ、本物の梅干しをチェックしてみて下さいね!