感情と甘みの密接な関係!
内容
- 旬の小さな臓器「空っぽの胃、膵臓・脾臓」の役割は社長級!
- 白砂糖の「質」は精神や感情の起伏を左右する!
- 日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌量が半分!っていう事は?
- 砂糖を使う人のための「自然×安全×安心」な甘み
- こころにもカラダにも安心!美味しい!レ・コッコレのおやつ
まとめ
1)心とカラダに優しく美味しい食事は「旬の臓器を元気にする食事」
先天の気(母親を通じて授かる気)は「腎」に宿り、後天の気は「脾(胃)」に宿る。
- 春:肝臓・胆のう
- 夏:心臓・小腸 土用:胃・膵臓・脾臓
- 秋:肺・大腸
- 冬:腎臓・膀胱・生殖器 食べ物に旬があるように「臓器にも旬がある」のです。
旬の臓器を労り元気にする食べ物こそ、旬の食材と言えます。
2)感情の起伏は血糖値の上下に連動する!
<カラダの話>
マクロビオティックで精製した砂糖を使わない理由は、血糖値を急激に上昇させるためです。このように血糖値を急激に上昇させる食品を高GI値食品と言う。血糖値が急激に上下すると、体の軸が揺れやすく、血管だけでなく、肝臓への負担も大きくなります。また、血糖値が下がるともっと欲しくなります。精製した砂糖は一種の麻薬のような中毒性をもっているので、マクロビオティックではお勧めしない。
また、膵臓から出るインスリンは血糖を一定の範囲におさめる働きを担っている。インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病=糖尿病。精製した砂糖は単糖類であり、血糖の濃度(血糖値)を急激に高くし、高いままで放置されると血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気に合併する可能性があるので、血糖を一定にしておくことはとても大切である。
<こころの話>
白砂糖を摂取する ➤ 脳内伝達物質のドーパミンが大量に分泌され快感や多幸感が得ら れる ➤ ドーパミンが増えすぎると感情の起伏が激しくなる。怒り・憎しみ・恐怖感などの ネガティブな感情が沸き上がる。
さらに、白砂糖は、血中に取り込まれるのがとても速く血糖値が急激に上昇、そのため、インスリンが大量に分泌され低血糖を引き起こしやすくなる。➤ 低血糖が続くと、今度は血糖値を上昇させようとして、神経伝達物質の一つアドレナリンが放出される。(アドレナリンは興奮した時に大量に血液中に放出されるホルモン) ➤ アドレナリンが出すぎると、思考力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなる。
血糖値が大きく揺れ体の軸が崩れやすくなると、神経系へも大きく影響する。そして精神的に浮き沈みも大きくなる。実際に、アメリカの少年院で砂糖の使用をやめると、1か月で暴力行為が5割下がったという報告もあるほどである。
3)日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌量が半分!っていう事は?
なぜ日本人が肥満によって糖尿病などの病気に罹りやすいかというと、かつての日本は穀物を中心とした食生活でたんぱく質や脂質などの摂取量は少なく、かつ食べる量も少なかったため、少ないカロリーでも生きていけるよう遺伝子に刻まれているからと言われている。多くのカロリーを摂取しない体ではインスリンを過剰に分泌する必要もないため、日本人の膵臓のインスリン分泌能は欧米人比べ半分程度しかなく、現代の飽食や食の欧米化に体が付いていけなくなっているため、糖尿病に罹患する率も高くなっている。
4)砂糖を使う人のための「自然×安全×安心」な甘み
甘味を利用する場合は、単糖類や人工的に作られた甘味料・ブドウ糖の様に「血糖値を急激に上げるものではなく」、地元の養蜂園で作られた蜂蜜(当日は豊岡にある井戸養蜂場の蜂蜜を紹介)や甘酒、黒砂糖、甜菜糖(ビート)糖、米飴、玄米水飴、水飴各種、オーガニックメープルシロップ、デーツシロップなどの血糖値を緩やかに上げる「自然の甘み」を少量使うようにしましょう。
5)こころにもカラダにも安心!美味しい!レ・コッコレのおやつ!
大阪にあるベジタリアンレストラン「レ・コッコレ」より店主:横田朋美さんも登壇。白砂糖・乳製品・卵を使わず、子供に安心して食べさせることのできるおやつ、今回は、きび糖を使ったバナナパウンドケーキを皆様に召し上がって頂きました。カラダに優しい甘みにお子様も含めお客様の反応は上々。追加購入して帰る方や、分量を聞き自宅で作ろうという方もいる活発な会となりました。