春のデトックスに役立つ 『酵素のチカラ』
3月9日に開催された食と健康講座「春のデトックスに役立つ 『酵素のチカラ』」の講師、坂本まゆみ先生によるレポートです。
内容
- 西洋医学で人間の排泄経路は『4 つ』
- 東洋医学で排泄系に関係する経路は『肺・大腸系』
- 熊は冬眠から覚めたら薬草を食べ胃腸をきれいにする!
- 怒りを溜め込む沈黙の臓器『肝臓』
- 人間の生命活動に必要な『酵素』の役割
- 秋・冬に溜め込んだ脂肪や老廃物の排出に『春の山菜』
お客様の感想
- いつもチラシを見ていました。二回目の参加がやっと都合が付き先生の講座を聴けて 大満足でした。(61歳 女性)
- 1歳~95歳の7人家族です。皆、健康で過ごしたいので講座を受けて取り入れたいと思います。(62歳 女性)
- 分かりやすい講座で良かった。(63歳 女性)
- いつもありがとうございます。(69歳 女性)
- 良い勉強になりました。(70歳 女性)
- 玉ねぎの話、とてもありがたかったです。早速、薬を使わず海水作ってやります。(80歳)
- いつも楽しく聴かせてもらっています。(81歳 女性)
まとめ(講座のダイジェスト版です)
西洋医学も東洋医学も排泄系に関係する経路は『肺・大腸系』
西洋医学でも排泄経路は呼気(肺)、尿(腎)、便(腸)、汗(皮膚)と習います。 東洋医学では肺・腸・腎を整えると皮膚の症状が少なくて済むと言われています。また、昔の医師は皮膚の健康に「乾布摩擦」を薦めていました。これは皮膚の刺激により皮膚の体温調節機能が強められることに加え、自律神経も整い、さらに免疫力が上がり、肺を刺激し強くすることに繋がると知っていたからです。
呼吸という字も「呼:はく」から始まります。人は生まれた瞬間、羊水を吐き出し「おぎゃー」と産声を上げることから、実際にも呼吸は吐くことから始まることが分かります。反対に、死ぬ時は息を吸い込んで死んでいく・・「息を引き取る」という語源はここからきています。
この時期に、しっかり息を吐くことを意識するって大切です。つまり、深呼吸をするのです。
熊は冬眠から目覚めたら「ふきのとう」を食べて、胃腸をきれいにする。
熊は、ふきのとうの苦みを体内に取り入れることで、眠っていた体を目覚めさせ、冬眠中に蓄えていた脂肪や老廃物を苦みで外に出し胃腸をきれいにしていると言われています。
人間も同じ。冬の体から春の体へと、スムーズに移行させていくのに欠かせない「山菜」。
しっかりとデトックスして、春に向かう軽い体にして行きましょう。
人間の生命活動に必要な『酵素』の役割
ガスコンロに例えると・・食事からとる栄養がガスで、酵素がマッチの火です。 この2つが力を合わせて、ガスコンロ=消化や新陳代謝などの人間の生命活動に火がつきます。食べ物の消化も栄養がエネルギーとなり体の中で働くのも、この反応の仲立ちをする「酵素」のお陰。酵素の構造は、ミネラルの周りにたんぱく質が巻き付いたもの。たんぱく質なので、熱を加えると変化し「熱に弱い」のです。酵素の働きを発揮させるコツは、なるべく温めすぎないことです。
酵素が豊富な食材は「新鮮な食べ物」
例えば・・生野菜、果物、生の肉や魚、納豆やみそなどの発酵食品などです。 ですから、食事の最初に食べると、消化のスイッチが押され消化を助けてくれるのです。
また、春野菜には苦み成分が含まれています。その理由は、野菜たちが寒い冬を乗り切り、土の中でじっと耐えるために自分の身を守るためです。古くから「春は苦味を盛れ」と言われ、春は苦いものを食べると良いとされています。特に春先は、苦みのある野菜(ふきのとう、タラの芽、菜の花など)を摂ると、排泄に拍車をかけてくれます。春野菜を食べる習慣は、脂肪や老廃物が溜まった冬から、苦味でカラダを目覚めさせたり、新陳代謝を促すという、昔ながらの素晴らしい知恵が込められているのです。