看護師の私もやってます!年初め!簡単!シンプル!今日から実践!『健康習慣の作り方』

1月14日に開催された食と健康講座「食べ物の毒・血の毒・水の毒を断つ! 梅の秘めた機能に迫る!『梅干しで医者要らず』」の講師、坂本まゆみ先生によるレポートです。

内容

  • 一日の呼吸数:約21600回/日!だからこそ『鼻呼吸』で体質改善!
  • あなたのカラダを守る最初のバリア『唾液』の恐るべし効果!
  • この時期の要は『腎臓を温める』
  • 冬の感染症:インフルエンザとノロウイルスは人や動物の中で増殖する!
  • 日本の伝統食材は感染症に強い!

お客様の感想

  • とても良い勉強になりました。次回も楽しみにしています。(61歳)
  • 健康ブームで興味があります。(63歳)
  • お話は大変ためになりました。(65歳)
  • 分かっているつもりでも、講演を聴くことで再認識させられます。知らないことも多々あり 勉強になります。(66歳)
  • 先生に教えて頂いたことを実行し、これからの健康に気を付けて行きたいと思います。(71歳)
  • 今まで聴いていて。とても良いお話だったから続けて聴きたいと思っていました。(78歳)
  • 色々と分かっていても実行できず、教えてもらったら思いだします。(81歳)

まとめ

1)一日の呼吸数:約21600回/日!だからこそ

『鼻呼吸』で体質改善! 鼻は空気の通り道以外に、吸い込んだ空気の加温・加湿、細菌や有毒物質などに対する防御、においを感じる感覚器、発声の際に音を響かせる共鳴器の役割が。鼻腔の粘膜に生えている多くの繊毛には、吸気時に埃や花粉などの異物を除去する防御作用や、湿度を調整する加湿作用、冷たい空気が直接肺に到達するのを防止する加温作用などがあります。それらの働きにより風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症にかかりにくくなるのです。

日本人の約7割が口呼吸という事実。口呼吸は、加湿されない空気が直接体内に入り、冷えた外気が体を冷やしたり、乾燥した空気が直接入るので扁桃腺が障害されやすく、唾液の分泌も抑制されます。また、有害なウィルスや細菌も唾液が分泌されなければ直接入り込むため、口呼吸はお勧めしません。

2)あなたのカラダを守る最初のバリア『唾液』の恐るべし効果!

  1.  口の中を潤す作用
  2. 汚れを洗い流す作用
  3. 消化を助ける酵素
  4. 細菌から守る抗菌作用
  5. 歯の再石灰化
  6. 発音しやすくなる等

唾液が出ていると思っている人も、当日に行ったチェック項目で、意外に出ていないと知った方も多かったようです。唾液の威力は凄い!この唾液を増やす「口ストレッチ」の習慣化をお伝えしました。『良く噛む』ことも唾液を増やすことに繋がります。しっかり噛んで、天然のバリア機能を活性化させましょう

3)この時期の要は『腎臓を温める』

カラダにとって、老廃物を処理したり血圧をコントロールしたり、酸素や栄養を運ぶ赤血球を作るよう指示したり、とても大切な働きをする重さ100g、握りこぶし大、左右にある腎臓は、骨や脂肪に囲まれていない臓器ですから冷えやすく、打撲などのダメージを受けると出血しやすいのです。しかも、ろ過の要『糸球体』は、一度損傷すると再生しないとも言われていますから、腎臓は特に大切にしたいものです。特にこの冬の時期は負担がかかりやすいので、しっかりと腰回りは温めておきましょう。

  1. シャワーではなく湯船に入る。
  2. 腹巻でお腹を保護する。
  3. 腰の部分にカイロを貼る。
  4. 足首を冷やさない。
  5. カラダを温める食べ物を選ぶ。(根菜類、乾物、玄米茶、黒豆茶、三年番茶など)

4)冬の感染症:インフルエンザとノロウイルスは人や動物の中で増殖する!

低温・低湿度を好むウイルスや細菌、微生物などにとって、「寒くて空気が乾燥する冬」は最適な環境です。高温・多湿の夏よりも長い期間生存できるため、感染力が強くなるのです。さらに、空気が乾燥していると、咳やくしゃみの飛沫は小さくなり、飛沫に含まれたウイルスが遠くまで飛びやすくなります。そのため、一度の咳やくしゃみによる感染範囲が拡大し、感染スピードも上がることになるのです。

外気の乾燥に加え、積極的に水分をとらなくなるため、体内の水分量も少なくなりがちです。体内外の乾燥によって、本来は粘液でウイルスの侵入を防いでいる鼻や喉の粘膜が傷みやすくなり、ウイルス感染を起こしやすくなるのです。

  1. 鼻呼吸
  2. マスク
  3. うがい・手洗い
  4. 日本の伝統食を食べる

5)日本の伝統食材は感染症に強い!

とにかく毎日の味噌汁は医者要らずと言われています。味噌汁は朝の毒消し! 味噌だけでなく、きちんとした発酵食品(原料以外に添加物などの混ざり物がない物)は、中に含まれる麹菌に代表される微生物によって有害物質を体外に排出するキレート作用があるのです。

このことは、長崎原爆の時、聖フランシスコ病院医長を務めた秋月辰一郎氏が昭和41年に出版した「長崎原爆記」の中で、玄米飯に塩を付けて握り、「濃い味噌汁」」を作り、毎食食べるという栄養論で、援助にあたった隊員までも原爆症にならなかった事実からも理解できます。

さらに、梅干しはクエン酸により、食中毒菌やウイルスの増殖を抑制してくれます。 ガンピーには、豊岡で農業をされている田中始さんの手作り梅干しを販売されています。 通常の梅干しは18%が多く、和歌山では20%の梅干しもありますが、田中さんの梅干しは13%。これは、地域の皆様の健康を考え減塩にし、赤しそを塩で揉んで入れてあるそうです。生姜を一緒に漬けこむことでシラタの発生も予防でき、奥様が手作りされていますので安心して召し上がって頂けます。