長瀬五一さんの「但馬牛」
2015/12/18
「但馬の食文化」を伝える。
但馬は谷の深い中山間地です。家の中で家族と一緒に暮らしていた但馬牛は棚田と畑を耕しました。小回りが利くことが最優先でした。肉を食べる為に肥育するのではなく、閉鎖育種によって農耕用としての血統を維持し続けてきました。
長瀬さんの「但馬牛らしい但馬牛を育てる」という思いは、但馬の食文化そのものを伝え、但馬の自然の生活で育まれた「但馬牛」ということです。「じっくり、ゆっくり育てる」ことは経済効率優先の現在、本来の「食」のあり方を考える上でとても大切なことです。
【長瀬五一様のメッセージです。】
一般的には、霜降りだとか、やわらかい、といった言葉で、良い肉、美味しい肉「但馬牛」代名詞のように使われていますが、但馬牛の良さは、そういったことに関係なく「やっぱり食べたら美味しい」というものではないでしょうか。
家畜化という言葉がありますが、もともと野生の動物が、私たち人間の都合だけで飼育された結果、あまりにも本来的なものからかけ離れてきました。地鶏とブロイラーの違いがその良い例ではないでしょうか。より自然に近づけるように「ゆっくり、じっくり」育てるのが、美味しい肉の条件ではないでしょうか。
そんな思いを込めながら、但馬牛らしい但馬牛を育てようと心がけております。
ガンピーは、村岡の長瀬五一さんの未経産但馬牛を一頭丸ごとお届けいたします。