満を持して登場!!かぼちゃのお化け
くり抜きから2日間仕上げの乾燥を経て
ようやくお店に登場いたしました
かぼちゃのお化けを色々と調べていると
そもそもアメリカではお化けかぼちゃの事をジャック オウ ランターン」と言い
ジャックのちょうちんっていう意味だそうです
そしてこのジャックという人物からかぼちゃお化けができたんだそうです
カボチャのお化けの由来を物語風にご紹介
ヨーロッパにアイルランドという小さな島国があります。
その昔その国にジャックという名前の男 がいました。
ジャックはお酒が好きでいつも飲んだくれていました。
そしてジャックはケチで乱暴者で 人をだましてばかりいました。
あるハロウィーンの夜のことでした。ジャックはいつものように酒場で 飲んで酔っ払っていると、地獄からやってきた悪魔に出会いました。
ハロウィーンの夜はこの世とあの 世の境がなくなり、その時だけ時間がとまってしまいます。
この時を狙って多くのお化けたちが人間に 取り付こうとやってくるのです。
悪魔は「お前の魂をとってやる。」と言ってジャックの魂をいただこうと しました。ジャックは魂をとられたくありません。
ジャックは悪魔にこういいました。
「わかった。わしの魂をあげよう。でもその前に酒を一杯ご馳走してくれ。」
一杯くらいいいかと 悪魔は思って、その一杯のお酒を買うお金に変身しました。
すると、ジャックはお金に変身した悪魔を すばやく自分の財布の中に入れました。
悪魔は財布から出たいのですが、ジャックが財布の口を固く 閉じていて出られません。
「出せ!出してくれ!」と悪魔は言いました。ジャックは「出して欲しければ 取引をしよう。」と言いました。
「何でも聞くから出してくれ!」ジャックは悪魔にこれから10年間は ジャックから魂をとらないと約束させて、悪魔を財布から出してあげました。
そして10年の月日が経ちました。ジャックがハロウィーンの夜に道を歩いていると、またあの悪魔と 出会いました。
「へっへっへ・・・今度こそお前の魂をもらうぞ。」悪魔はジャックに言いました。
ジャックは今度も魂をとられたくありません。ジャックは悪魔にこう言いました。
「わかった。わしの魂をあげよう。でもその前にあの木になっているリンゴを一つとってくれないか?」 悪魔はリンゴくらいとってやってもいいかと思って木に登りました。
すると、ジャックはすばやく木の 幹に十字架を刻みました。悪魔は十字架が怖くて下に降りることができません。
「降ろしてくれ!頼む から降ろしてくれ。」ジャックは「降ろして欲しければ取引をしよう。」と言いました。
ジャックは 悪魔に自分の魂を絶対にとらないことを約束させて悪魔を木から降ろしてあげました。
何年か経ち、ジャックは年をとって死んでしまいました。
天国に行こうとしたジャックは生きている時 にケチで乱暴者だったために天国には行けませんでした。
仕方なく地獄の門をたたいたジャックはそこに 立っているあの悪魔と出会いました。
「地獄へ入れてくれ。」とジャックが頼むと、悪魔は「お前の魂は とれない。だって、約束したからな。」と言って地獄へ入れてくれません。
ジャックは困り果てました。 「だったらどこへ行けばいいんだ?」とジャックが悪魔に尋ねると悪魔は「元いた所へ戻るんだ。」と 言いました。
ジャックは来た道をトボトボと戻りはじめました。その道はとても暗く、風がひどく吹いて いました。真っ暗では道がわかりません。
ジャックは悪魔に頼みました。「わしに明かりをくれ。暗くて 道がよく見えないから。」悪魔は地獄で燃えている火の塊を一つジャックにあげました。
ジャックは その火の塊をカブの中に入れてちょうちんを作りました。そしてそのちょうちんを持ってこの世とあの世を さまようようになりました。これが行く当てもないジャックの旅の始まりでした。
いつしか、ジャックの持つちょうちんが死んだ人々の魂のシンボルとなりました。
このお話がアメリカ に伝わるとカブがカボチャになりました。
アメリカではカブにあまり親しみがなく、カボチャがたくさん 採れたのでカボチャでちょうちんを作るのが一般的になっていったようです。
ガンピーではくり抜いたかぼちゃに火は灯していませんが
店頭入口にお目見えしていますので是非お楽しみください。