最近・・・・・
最近・・・
「いっつもどの時間でも店におるのに・・・西垣君、夜いなくない?」っとお客様に言われます。
すいません、最近夜は帰るようになりました。
たださぼっているのではありません。
私、西垣は本年をもちまして『執頭』に昇進したのですが・・・・その仕事として
助回りしているからです!!
はい・・・例のごとく城崎のだんじり用語です(笑)
助回りとは・・・・法被を着てちょうちんを持って大の大人5.6人で夜8時くらいに他人の家に行き・・・
『こんばんわ!桃島だんじりの執頭です!本年も秋祭りが近づいてまいりました!
本年はいかがでしょうか?』
っと村人へ祭りへの参加を聞いて回るぶっちゃけ迷惑な集団です(笑)
大概の人は「わかりました」っと返事をしてくれるのですが・・・・
・・・・いるんですね難しい人が。
人事はどうなってる?
何か問題は起こってないか?
だんじりの準備は大丈夫か?
幕は誰が張るんだ?
太鼓は誰が叩くんだ?
その人事はちゃんと根回しをして了解は取ってあるのか?
町の様子はどうなんだ?
あの連中は~~~~らしいぞ、お前らはどうなんだ?
・・・・・あげればキリがありません。
しかしこの質問に全部確実に答えないと・・・
『そんなんでは参加はせん!!』っと了承をしてもらえません。
今は執頭の中でも最高位の頭(カシラ)が説明をしますが・・・・ゆくゆくは俺か?(汗)
ちなみにこの問答は『執頭に箔をつける』いう意味があります。
ようするに担ぎ手さんから「お前らがんばれよ」っと激励してもらっているのです。
そして担ぎ手さんにもしっかりと納得してもらって出ていただくという意味で
『担ぎ手により高い値打ちをつける』という意味もあります。
ちなみにその間西垣は何をしているのかというとちょうちんをもって回りに睨みをきかせます。まぁ、何も無いのですが夜なので一応ボディガードという意味で・・・・・(笑)
その後挨拶に回った助さん(担ぎ手)、警護さん、、太鼓さんの記録をつけます。
も~~~大変ですよ!!!
ちなみに祭り本番の時は赤いたすきをかけているのが執頭です。
その人たちを見たら
「あぁ~いじめられているんだな・・・」っと哀れんでやってください。
そして基本的にこの執頭期間は10年は続きます・・・・
え~~城崎人はこんな事を喜んでする人種です(笑)