ただいま~!入院編Ⅱ

4月23日(金)

  (つづき)  

   病棟の看護士さんと手術室へ向かうと、三人の看護士さんがお出迎えして下さっ   

   てました。

   え~!私の為に?

   ちょっとビックリでした。

  

   「お名前は?」「小西洋子です」 

   「どこの手術をされますか?」「右足です」

   「手首のお名前を見せて下さいね」「はい」

   「それでは行きましょう」             ・・・・と案内されました。

 

   今は何回も名前の確認をされます。

   医療事故の防止や患者さんの不安を取り除くためでもあるんでしょうね。

   

   手術室がずら~と並んでいました。7室あるそうです。

   麻酔は腰椎麻酔です。

   私の一番の不安はここでした。怖い!

   

   以前に椎間板ヘルニアで手術しました。もちろんその事は伝えてあるのに・・・

   先生私の背中を見て「あれ、背中の傷は何?」と・・・

   麻酔に時間がかかっているようでした。「切ってるからな・・・」

    先生大丈夫?

   しばらくして、もう終わったのかと思ったら「はい、これから麻酔薬入れます」

   みるみるうちに私の足が熱くなりどんどんシビレ始めました。

 

   それから、どんどんシートをかぶせたり、足の消毒をしたり準備が進みました。

   時々看護士さんが「今、ゴムバンドで止血の準備してます。」など実況中継付きで   

   す。これはちょっと嬉しかったです。不安だらけでしたから・・・

   いつの間にか男の先生も3人になってました。

   

   準備も整い「お願いします」とテレビシーンの様に始まりました。

   もし、麻酔が効いていなかったら「ぎゃ~!」って叫ぼうと思ってました。

   その必要はなくホッ・・・

 

   関節にも番地があるらしく「3-1軟骨欠損」「3-2も欠損」「はい、メス」・・・

   関節鏡で診ながらの半月板の処置でした。

   時々身体がちょっと揺れる様な振動があったり、足を引っ張ったりしてるような感じ    

   だったり・・・

 

   関節の次は腫瘍の手術です。

   担当の先生は若い先生に何かと質問をしながら進めていらっしゃる様子でした。

   医師も経験が一番ですよね。

   患者一人一人状態が違うので、本当に難しいお仕事だと思います。

   私の手術もお役にたちましたでしょうか?

 

   3時間と言われていた手術は2時間で終了しました。

   「小西さん、終わったよ」

   先生が私の顔を見ておっしゃった時には目から涙が・・・

   きっと安心の涙でしょうね。

   

   手術室を出る時には先生がベットの先頭に立ち、外のお部屋まで見送って下さい    

   ました。そのこともとても印象に残ってます。

   先生を始め沢山のスタッフのお陰で無事手術が終了したことに感謝です。

 

   すべての人に「ありがとうございます!」

                                          ・・・つづく